こんにちは、しーたけです。
もうすぐ妻が出産のため「産休」を取っているしーたけです。
男性が妻の出産前に休暇を取るのはかなり珍しいのではないでしょうか。
僕は一応オーストラリアで個人事業主として働いています。個人事業主と言えば聞こえは良いかもしれませんが、単純に休むと収入が無くなります。
別段収入が高いわけではありませんけど(むしろ平均より低いくらい泣)、「収入よりも家族が大事」の考え方で休暇を取っています。
また、産休(育休)についてはブログ記事にしたいと思いますので、乞うご期待。
今日はそんな産休中の僕にも有り難い、「ペットボトル空容器でお金がもらえる」について書いていきます。
Containers for Change(コンテナーフォーチェンジ)
こんてなーふぉーちぇんじ??
なんやねんそれは
いきなり言われても困るよ!!
と思うかもしれませんが、実はこの「Containers for Change」というのがペットボトル空き容器を持参すればお金がもらえるというクイーンズランド州の事業計画です。
というのも、クイーンズランド州では年間ドリンクのボトル3億本消費されているが、それらが海や公園、ショッピングセンターや駐車場などに捨てられている現実があるそうです。
とても残念なことですが事実です。
クイーンズランド州のみでその数字なので、オーストラリア全体ではもっと多いでしょうね。汗
そしてクイーンズランド州政府がその対策としてこの「Containers for Change」という事業計画を開始したのです。
僕たち消費者にとってはとってもありがたいこの内容について書いていきます。
Containers for Changeウェブサイト→こちら(英語)
要するにリサイクル
一言で言うとリサイクルです。地球環境への配慮がかなり問題となっていますよね。
その為これは、僕たち消費者のペットボトルのリサイクルを促すための事業計画だという事です。
正確に言うと、ビン、缶もOKです。しかもお酒のビン、缶でもOKなんです!!
しーたけ家には酒豪の妻がおりますので、結構な量のお酒を飲みます。
なので、これはかなり有り難いのです!!!笑
容器1つにつき10セントもらえる
なんと、この事業計画、1本につき10セント(約10円)もらえるのです。
めちゃくちゃおいしい話ですよね!?
昨年始まったのですが、瞬く間に広がってガレージなんかにボトルの空き容器を貯めている家庭が多いです。
僕自身も、友人宅に遊びに行った際に教えてもらって、それから自宅で飲んだボトルを貯める様になりました。
だって、10セントです。侮れません。
例えば、コーラ30缶入りの箱を購入したとします。その缶を全て持っていくと、なんと3ドルゲット出来るんです!!
3ドルOFFと変わりませんよね。
なので、やらないと損していることになります。
しかし、このおかげかどうかは分かりませんが、最近ビールの値段が上がったような…笑
対象外のボトルもある
なんでもOKではなく、厳密に定められています。
例えば、全てのボトルで150ml以下と3L以上のものは不可。
等など、細かく規定されていますので、「せっかく持って行ったのに引き取ってくれずお金にならなかった」なんてことにならない様に、きちんと確認してから持参するようにしましょう!!
上記の写真の様に、
10¢ REFUND AT COLLECTION DEPOTS/POINTS IN PARTICIPATING STATE/TERRITORY OF PURCHASE.
この文言が書いてあれば問題ありません。
リストを確認したい人は→こちら(英語)
場所
ケアンズでこの「Containers for Change」を行える場所は以下の通りです。
- Palm Tree Recyclers – Bungalow
- 住所:Lot 15-17, 12 Franzmann Street, Bungalow
- 営業時間: Mon-Fri 8am to 5pm & Sat-Sun 9am to 2pm
- North Queensland Recycling Agents – Bungalow
- 住所: 152 Newell Street, Bungalow
- 営業時間: Mon-Fri 6.30am to 5pm, Sat 6.30am to 2pm & Sun 9am to 2pm
- Re.Turn-it – Vinnies, Earlville
- 住所: 479 Mulgrave Road, Earlville
- 営業時間: Mon-Fri 9am to 5pm & Sat 9am to 12pm
- Re.Turn-it – Vinnies, Woree
- 住所: 14 Spoto Street, Woree
- Opening hours: Mon-Fri 9am to 3pm
- Re.Turn-it – Manunda
- 住所: 16 Adelaide Street, Manunda
- 営業時間: Mon-Sat 8am to 4pm & Sun 9am to 2pm
- Re.Turn-it – Vinnies, Manunda
- 住所: 82 Anderson Street, Manunda
- 営業時間: Mon-Fri 9am to 4pm & Sat 9am to 12pm
太字の場所のみ、現金で返金対応しています。
現金以外では、銀行振り込みでの受け取りとなるそうですが、スキームIDとか登録しないといけないみたいなので、面倒な人は現金で受け取るのが一番楽でしょう。
開始時期
クイーンズランド州では、2018年11月1日から開始されています。
しーたけも友人宅で昨年末にお邪魔した際にこれを知り、2019年からボトル集めを開始しました。
他州はもっと早くから行っている
こんな画期的な制度があるなんて!!と初めは思いましたが、実は他の州ではかなり以前よりこの制度がありました。
元々はアデレードがあります、サウスオーストラリア州(1977年開始)とエアーズロックがある、ノーザンテリトリー(2012年開始)で行われていたこの1本10セント返金制度ですが、僕が住んでいるクイーンズランド州では昨年(2018年)ようやく開始された訳です。
※サウスオーストラリア州とノーザンテリトリーではContainer deposits(コンテナーデポジット)と言う名前です。
他にもニューサウスウェールズ州では2017年12月から開始されている様です。
それにしても、サウスオーストラリア州の1977年開始はものすごく早いですね。環境への配慮、意識の高さが伺えますよね。
正直、何故その時に全州で開始しなかったのかが不思議です。(こういった制度の違いは州ごとにあるのが謎ポイントです)
実際に行ってみた
僕が行ってみた「Containers for Change」の場所はここです。
- Palm Tree Recyclers – Bungalow
- 住所:Lot 15-17, 12 Franzmann Street, Bungalow
- 営業時間: Mon-Fri 8am to 5pm & Sat-Sun 9am to 2pm
写真を撮り忘れたのがめちゃくちゃ残念なんですが、持参したボトルをベルトコンベヤの上に乗せると、作業員の方がものすごい速さでペットボトル、缶、ビンを仕分けしてくれます。
しかもどんどんケージに放り投げていくのですが、本数を数えているのか不安になります。
ホンマは自分で持参する前に本数を数えておく、ペットボトル、缶、ビンの仕分けをしとくと、作業する人もめっちゃスムーズやで!!
せやから、次回からはその様にするわな。という反省やで…笑
果たして…しーたけ家の持参したボトル集計結果はというと、15ドル10セントでした。
なんと、半年程の期間で151本も集めていました!!笑
しかし馬鹿にならない金額です。ゲットしたお金は、その日のお買い物の足しにしました。笑
まとめ
「Containers for Change」とは、ボトルのリサイクルのことで、持参したボトル1本につき、10セントキャッシュされるとても画期的な制度です。
今まで、僕たち消費者がゴミとして捨てていた(本当はリサイクルされるべきボトル)を集めて、持参することでリサイクルの促進と、お小遣い稼ぎの両立が出来ます。
そしてさらには、元々の問題点であった街中のゴミが減る!!
僕たちが実際に街中のゴミが減ったと、体感できるレベルでは無いかもしれませんが、今日(5/27)までにリサイクルされたボトルは5億本を超えるそうです。
これは誰でも気軽に行えるリサイクル、また生活節約術として、是非行いたいものですね。
言うまでもありませんが、しーたけ家ではまたボトルを集め始めていて、今から次回行ける日を楽しみにしております。
しーたけでした。では、また。
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