こんにちは。今日は、「ホールデンというオーストラリア産の自動車メーカーが2021年に廃止される」ということについて話していきます。
あなたは、「ホールデン(HOLDEN)」という自動車メーカーを知っていますか?
そもそも知っている人は少ないと思います。
なぜなら何を隠そう、僕もオーストラリアに来るまで知りませんでした。笑
「ホールデン」ブランドが2021年に廃止のニュース
ホールデンの親会社はあのゼネラルモータース(GM)で、そのGMが先日2月17日に「ホールデン」ブランドを廃止するという発表をしたのです。
このホールデンですが実はオーストラリアでは人気の自動車メーカーで、特に人気車種である「コモドア(COMMODORE)」には熱狂的なファンもいます。
過去にはたくさんの自動車メーカーと提携して、バッジエンジニアリングモデルとしてホールデンブランドとして販売していました。
日本車メーカーのトヨタ、いすゞ、スズキなんかも提携していました。
近年では、シボレーや大宇(韓国)車が同様にバッジエンジニアリングモデルとしてホールデンブランドとして販売されていました。
バッジエンジニアリングモデルっていうのは、自動車業界で商品名やブランドを変更して販売されている車種のことやで。
ホールデンの歴史
1856年に南オーストラリアの馬具メーカーとして設立され、1908年に自動車産業へと事業転換しました。
1931年、GMと合併しゼネラルモータース-ホールデン社となる
その後、1998年にホールデン社、2005年にはGMホールデン社と社名を変更していますが、基本的にはGMの子会社。
1900年代まではオーストラリア国内での自動車市場はゆるぎないものでしたが、2000年代に入り日本車などのシェア拡大により次第に販売台数が減少、それに伴い売上が激減。
採算が合わないためオーストラリア国内の工場を閉鎖していき、最終的にオーストラリア内でホールデンの車両が生産されていたのは2017年10月20日までで、それ以降は海外のGM工場で生産され、輸入されていました。
そしてとうとう、2020年2月17日にはホールデンブランドの廃止がGMにより発表され、2021年で160年以上に渡る歴史に幕を閉じることとなります。
現状のホールデン車については、最低10年間はサービスやパーツ供給を行うとしているそうです。
まとめ
僕自身、ホールデンの自動車に乗ったことはありませんが、オーストラリアに住む身としてオーストラリアで歴史あるメーカー、しかも国内唯一の自動車メーカーが無くなることは少し残念ではありますが、もともとをたどるとずいぶん昔からGMの子会社なので、純粋にオーストラリアの自動車メーカーとは言いにくいかもしれません。
もちろん個人的な意見ですので、それぞれ思い入れがあるかもしれませんが、そもそもホールデンを知らなかったという人が大半だと思います。笑
そのホールデンが2021年に廃止されるというニュースでした。
サービス・パーツ供給は廃止後最低10年は実施される予定。
しーたけでした。では、また。
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