こんにちは、しーたけです。
今日は、「オーストラリア新$50紙幣に脱字が判明」したことについて書いていきます。
A新紙幣に脱字が発覚
今回脱字が判明した新A$50紙幣ですが、その文字というのが
「RESPONSIBILITY(責任)」で「 L 」の後の「 I 」が抜けていることが判明しました。
印刷されているエディス・コーワン(Edith Cowan)さんという女性の肩のすぐ上の一見すると、地面に見える所の中にあります。
偽造防止のための施しで、地面に見える所を拡大すると、文字が書かれています。
これは、このエディス・コーワンさんが行った演説の一部が書かれており、その中から発見されました。
写真に三か所も同じものがあるのは、演説の一部を繰り返して印字していたため。
正しくは
RESPONSIBILITY
ですが、新紙幣に印字されているのは
RESPONSIBILTY
と「 I 」が抜けているのが分かります。
発行枚数は既に4600万枚
2018年10月より使用されているこの新紙幣ですが、
既に発行枚数は4600万枚を超えており、数が多すぎるため回収などの措置は行わず、今後の印刷分より訂正するそうです。
また、脱字のある紙幣も今までと同じように使用可能とのことです。
エディス・コーワンさんとは?
番外編ですが、A$50紙幣に印刷されているエディス・コーワン(Edith Cowan)さんとはどの様な方だったのかを見ていきます。
エディス・コーワンさんとは、オーストラリアで女性初の国会議員で、主に女性と子供の権利と福祉のために尽力したそうです。
西オーストラリア州の出身で、上記の演説の一部も1921年に議会に選出されたときのものだそう。
コーワンさんが行ったこと
- 女性の参政権運動
- 教育と子供の権利主張
- 教育委員会で奉仕
- 子供の保護協会を設立
- 子供裁判所の創設
- 女性奉仕ギルド共同創設
- 女性の国民評議会の州支部設立
などなど、たくさんの功績を残された方です。
オーストラリアに多大な貢献した初めての女性ということで、今なおその名前をたくさんの場所に残しています。
その功績を称えられ1995年に発行された、オーストラリア$50紙幣に印刷されるようになりました。
他にも、エディス・コーワン大学と名付けられた大学があったり、エディス・コーワン記念時計というのもあり、郵便切手にも描かれています。
しーたけでした。では、また。
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